首のヘルニア(頸椎ヘルニア)
首のヘルニア(頸椎椎間板ヘルニア)
頚椎椎間板ヘルニアは首の上下運動で発症します。
腰のヘルニアと同様に椎間板の内圧が高まり外圧との圧力比が、ある一定の幅を超えたとき、椎間板の髄核が外に飛び出した状態のことです。
頚椎椎間板ヘルニアの症状は
指先の末節近位、片側の神経症状です。
もし、腕のほうに痛みや、痺れがラインを引いていれば他の疾患との複合があります。
頚椎椎間板ヘルニアは複合性の高い疾患です。
頚椎椎間板ヘルニアの施術は
椎間板の内圧を下げることにあります。
他の疾患を合わせ持ってる場合は優先順位を決めて取り組みます。(例えば、頸椎症、胸郭出口症候群、肩関節硬縮症、慢性の肩凝り症など)
頸椎椎間板ヘルニアの治療
後頭下筋(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)の筋整復
本療法は
椎前筋を静止させた状態で肩甲骨と鎖骨の位置変化を生じさせ、その変化で生じた位置エネルギーを頚部内側列直筋系に波動圧として送り椎間板の内外圧比を逆転させ髄核を戻します。
他方、頸神経叢からの上行性を利用して項筋群にカンフルをかけ、頸椎の筋支持性を回復させることにより、殆どの場合、治癒に導きます。