股関節の痛み
股関節痛できた患者、両臼蓋形成不全で手術はしたくない。医師からは30歳で歩けなくなると言われた。
臼蓋形成不全、変形性股関節症の専門施療。
今60歳代で股関節の痛みはない。子供2人。
変形性股関節症
60代女性主婦 両側臼蓋形成不全
運動不足のため室内用自転車こぎをやっていたら腰から膝、両側の痛みに襲われた。
腰は右坐骨神経痛、左は膝痛裏側。
鍼や接骨院、整形外科に行ったが回復が認められず当院に。
原因は自転車のペダルとサドルの高さ位置を標準に合わせた為に股関節から膝に負担がかかったことによると考えられる。股関節に異常がある場合は、サドルに座ったペダルの高さは少し膝が曲がった高さよりより少し曲がった高さの方が股関節から膝に負担がかからないと考えられる。
股関節に異常がある臼蓋形成不全や変形性股関節症で大きくかかわる筋肉として内閉鎖筋がある。この緊張が股関節や膝の痛みに関わってくる。
ここで尾骨が出てくるのだが、尾骨の固着が骨盤底筋の動きを阻害し殿筋や股関節周りの筋肉の動きを阻害している。と臨床からみられる。
尾骨整復術を施すと尾骨固着が解放され尾仙骨関節の動きが改善され、緊張から解放された股関節周りの筋肉が働きだした。それに準じて膝の緊張がとれ、楽になる。
臼蓋形成の原因として、赤ん坊の時のおしめの締め付けや歩行器による股関節の骨の成長期を圧迫により成長不全によると言われる。
これが年齢に伴う筋肉の衰えや更年期からのホルモン分泌低下の筋肉、骨の低下に伴い症状が出る。座ることや中腰が長かったり、柔軟体操、ジャンプ、運動などからも症状がでる。
変形性股関節症では、内閉鎖筋と腸腰部構成筋群との反射弓整合が最も重要なことです。
この症状は、股関節に原発型の痛みを出すと言った単純なものではなく、典型的な複合性の痛みを発するのが大きな特徴です。
しかもその出方は、それぞれのステージでかなり異なります。
しかし、いずれの場合も内閉鎖筋と腸腰部との反射弓形成に異変が生じ、どのステージであっても、ときに協調阻害よりの痛みを発してみたり、ときに炎症性の痛みを発してみたり、あるいは筋レベルでの閾値性の痛みや、腱と筋の閾値差の接近差より起こる間欠性の運動阻害やそれに伴う痛みなど、それこそ様々な痛みや運動障害などを発します。
しかし、全ての源は、内閉鎖筋と腸腰部の反射弓の不全です。
従って、変形性股関節症の施術はその整合につきます。